COLMUNコラム
CRAZY KITCHENの仕事②
- DATE
- 2021/04/26
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今回は、先日行われた東の食フェスのご紹介です。
東日本大震災以降、10年に渡り東北の生産者とタッグを組み、
「東の食に、日本の力を。東の食を、日本の力に。」をモットーに、
東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を目的として
その土地のおいしい食材や食品、そして生産者を紹介してきた東の食の会。
「Cava?(サヴァ?)缶」を見たことがある方も多いかと思いますが、
実はこちらも東の食の会のプロデュース商品なのです。
先月、3/16~/21まで、結成された当初から販売を応援していたという
アリオ橋本のイトーヨーカドーにて、東の食フェスが開催され、
こちらのプロデュースをCRAZY KITCHENにて担当させていただきました。
今回の販売は福島を中心に、宮城、岩手の3つの県から
地元のおいしい食品が出品されました。
いつもは生産者の方が売り場でお客様とお話をしながら
販売されることが多いのだそうですが、
新型コロナウイルスの影響を考えた
現在の状況ではこのような対面販売が厳しく…。
それでも、土地の雰囲気や生産者の気持ちが届き、
買い物をするのが楽しい売り場にしたいなぁと思い
「東の食のお祭り」というテーマを掲げ、「東の食フェス」と命名しました。
大まかな方向性が決まったら、イメージイラストを描き、
具体的な形になるように進めていきます。
今回のロゴやPOPなどは、
デザイナーの池辺エリカ(NONVERBAL)さんにお願いしました。
ロゴは、お祭りや日本らしさを大切に制作していただき、
ロゴの6本のラインは東北6県を表しています。
メインとなる通りには、ヤグラをイメージした装飾を制作し、
こちらには福島県産の商品を中心に配置。
その後の棚には、4つにジャンル分けされた商品を展開しました。
使用しているカラーは、「ふくしまのいろ」という
福島県の風土や文化を伝える色から選んでいます。
①「食の歴史」
昔からその土地で受け継がれてきた食材や技術を使った、
今に伝わる福島の味を中心に。
②「今夜の一品」
煮魚やホヤの缶詰など、
夕ご飯のメインや晩酌のお供になるような商品を。
③「子どもと一緒に」
素材の味わいが際立つような、家族で食べたいやさしいおやつ。
④「畑の一品」
太陽を浴びて育った食材を集めた商品を。
商品を展開するにあたり、
どんな場所でどういった人が作っているのかを色々と調べていたのですが、
一つ一つの商品に生産者のみなさんのこだわりを感じました。
対面で会えなくても、商品を手にしたお客様に喜んでいただけるようにと、
コロナが落ち着いたら東北に旅に行きたくなるような、
そんな東北を身近に感じられる売り場になればと思いを込めました。
東の食の会のスタッフのみなさんや、デザイナー、お花屋さんなど、
たくさんの方々のお力をお借りして出来上がった売り場です。
手に取り、POPの説明を読みながらゆっくりと商品を選んでくださる
お客様の姿をお見かけし、嬉しい気持ちになりました。
食を通じて、少しでも東北のことを感じてもらえたら嬉しいです。
みなさんも、もし東の食の会の手がける商品を見かけた際は、
ぜひ食べてみてくださいね!