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COLMUNコラム

サステナブルコレクション 食材紹介②八幡平マッシュルーム

サステナブルコレクション

DATE
2021/05/27

サステナブルコレクションに使用している食材を、
数回に渡りご紹介していくシリーズ。

今回は「八幡平マッシュルーム」についてお話しします。

八幡平(はちまんたい)マッシュルームは、
岩手県・八幡平市の「ジオファーム八幡平」さんが栽培されているマッシュルームです。

ジオファーム八幡平は、日本のマッシュルーム産地の中で1番標高が高い場所に位置するそうで、
冷涼な空気と乾燥した空気の中、良質な水で栽培することで、
香り豊かで引きしまった歯ごたえのある、後味の良いマッシュルームに育つそうです。

なぜ、八幡平マッシュルームがサステナブル食材なのでしょうか。

それは、馬との共生を大切に考えながら栽培されているマッシュルームだからです。

ジオファーム八幡平は、馬たちが主役の農場です。
日本には多くの競走馬がいますが、その中でも活躍できる馬はほんのわずか。
競走馬が引退した後は、飼育コストや場所の確保などの問題で、
セカンドキャリアを構築することが、現代社会ではなかなか難しいそうです。

馬たちが引退した後も、安心して生きていくことができる持続可能な仕組みを作りたい」と、
ジオファーム八幡平のみなさんは、その仕組みづくりへの挑戦として、マッシュルーム栽培をされています。
(ジオファーム八幡平さんのHPでは、ファームメンバーとして可愛い馬たちのプロフィールも載っています。)

古代からフランスでは馬ふんを有用な肥料として使っていたり、歴史的にも馬との繋がりが深いことから、
「馬厩肥・馬ふん堆肥」の生産や、伝統的なマッシュルーム栽培を行っています。
ゆったりとした環境で、馬たちがリラックスしてたっぷりの牧草を食べながら暮らすことは、
馬のためだけでなく、堆肥の高品質化にも繋がっており、結果的に美味しいマッシュルーム栽培に繋がっているそうです。

サステナブルコレクションには、
ヒオウギ貝と八幡平マッシュルームのサラダ」に
ブラウンマッシュルームをスライスしてたっぷりと、
ヒオウギ貝のマリネの上に乗せて使用しています。
(農薬を使っていないので、生のままでも食べられます。)

私が初めて生で食べた時は、しっかりとしたマッシュルームの歯ごたえと
鼻の奥に広がっていく濃いマッシュルームの香りにビックリ!
こんなに存在感がしっかりあるマッシュルームを食べたのは初めてで、大ファンになりました。
「ヒオウギ貝と八幡平マッシュルームのサラダ」の中でも、
ヒオウギ貝の味わいに負けず、豊かな香りでより美味しさを引き立ててくれます。

八幡平の農場でゆったりと暮らす馬たちの姿を思い浮かべながら、
召し上がっていただけたら嬉しいです。

次回は、名前を出すと驚かれることNO.1 !?の「シロチョウザメ」のご紹介をします。
お楽しみに!